駒田・福嶋研究室Komada-Fukushima Lab

スタッフ

  • 駒田雅之教授駒田雅之 教授
  • 福嶋俊明准教授福嶋俊明 准教授

ユビキチンが支えるヒト細胞の正常性と疾患におけるその異常

タンパク質のユビキチン化修飾は分解シグナルとして知られていますが、それ以外にも細胞内局在の変化や複合体形成の促進などを通じ、標的タンパク質の運命を多様に制御します。ヒトタンパク質の50%以上がユビキチン化されるとされ、 その制御にはリガーゼや脱ユビキチン化酵素など、多くの因子が関与します。この大規模な「ユビキチンシステム」は、タンパク質・オルガネラの品質管理、シグナル伝達、メンブレントラフィック、DNA修復、細胞周期制御、 細胞死、細胞老化など、多様な生命現象を支えています。

駒田・福嶋研究室では、ユビキチンによるヒト細胞の機能制御を分子レベルで解明することを目指し、増殖因子のシグナル、細胞分裂、エンドソームやストレス顆粒などのオルガネラの動態、細胞老化などに注目して研究を進めています。 さらに、腫瘍や神経変性疾患、老化に伴うユビキチンシステムの変容を解析し、得られた知見を治療や健康増進へ応用する橋渡し研究も展開しています。

増殖因子受容体の分解制御と細胞増殖・癌化の分子機構
図:脱ユビキチン化酵素の遺伝子変異が難病“クッシング病”を引き起こすことを示した成果の説明

代表的論文

駒田・福嶋研究室ホームページ

研究室へのアクセス / すずかけ台キャンパス S2棟 5階 East

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